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アトピー性皮膚炎

診療内容

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎

よくなったり、悪くなったりをを繰り返すかゆみのある湿疹を主病変とする疾患であり、アレルギーを起こしやすい体質の人が多いです。
特徴的な左右対称性の分布を示す湿疹性の疾患で、年齢により起こりやすい部位が異なります。乳児期あるいは幼児期から発症し小児期によくなることもあります。しかし、再発を繰り返し、症状が成人まで持続することもあります。

アトピー性皮膚炎の悪化要因

アトピー性皮膚炎を悪化させる要因は、1つの要因だけでなく、黄色ブドウ球菌、ダニ、カビ、汗、ペット、ストレスのような様々な要因が重なり合って起こることが多いため、これらの悪化要因の対策を行うことも治療を行う上で大切なことになります。

食物アレルギーとの関連

乳幼児のアトピー性皮膚炎と、食物アレルギーが関係しているケースがあります。離乳食に含まれている卵や牛乳、大豆、小麦、そば、米などにアレルギー反応を示している乳児がアトピー性皮膚炎を起こすケースが頻繁にみられるのです。
乳幼児は胃腸の機能が未発達のため、たんぱく質などをきちんと消化できず、食物アレルギーを起こしやすいと言われています。そのため、成長とともに食物アレルギーが治るケースでは、これに伴ってアトピー症状が改善することも多いようです。

アトピー性皮膚炎の治療目標

治療の最終目標は、症状を軽減し、日常生活に支障が出ないようにすることです。すなわち、強い痒みが治まること、皮膚の炎症を目立たなくなることが重要です。さらには、薬物をあまり使用しなくても、症状が軽微で済むようにしていきます。医師の指示に従い、きちんと治療を受け、スキンケアを行っていくことにより、多くの方はこの目標を達成できます。

アトピー性皮膚炎の治療

アトピー性皮膚炎の治療方法は、その病態に基づいて、

  • ① 薬物療法
  • ② スキンケア
  • ③ 悪化因子の対策

の3点が基本になります。

治療は薬物療法が基本

アトピー性皮膚炎の治療で最も基本となるのは薬物療法です。いくつかの薬が用いられますが、まずは、炎症を抑える外用薬です。多くの症例で有効性と安全性が高いのは、ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏です。この薬を塗ることにより、速やかに炎症を抑え、痛みを鎮静させる効果が期待できます。

なお、ステロイド外用薬などによって炎症や痛みが治まったとしても、いきなり中止することは好ましくありません。再び症状が悪化する可能性が高いからです。患者様やご家族が自己判断するのではなく、必ず担当医師の指示に従うようにして下さい。

痒みを抑える抗ヒスタミン薬も使用

アトピー性皮膚炎は、痒みを伴う疾患なので、患部を掻きむしって症状が悪化することがよくあります。そこで、搔痒行動を抑える目的で抗ヒスタミン薬も用いられます。いくつかの種類がありますが、最近は眠気や倦怠感が出にくい非鎮静性ヒスタミン薬(第二世代)を選択することが一般的です。

免疫抑制剤(シクロスポリン)

日本では2008年よりアトピー性皮膚炎に対し、使用することができるようになりましたが、その適応となるのは16歳以上で既存治療で十分な効果が得られない最重症方です。
投与後速やかに痒みが軽くなることから、痒みが強く、掻き壊しの著しい方にも有用です。
しかし、使用中は腎障害や高血圧、感染症などに注意しなければなりません。
長期使用での安全性が確立していないことから、長期投与が必要な場合は2週間以上の休薬期間をはさむようにする必要があります。

注射薬(デュピクセント)

2018年より、使用できるようになったアトピー性皮膚炎の注射薬です。アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因になっているIL-4とIL-13というタンパク質の作用をブロックします。その効果は高く、簡単にいうと、投与16週で、アトピー性皮膚炎の皮疹が75%改善した人の割合が、68%みられました。
ただし、誰にでも使用できる薬剤ではありません。既存の治療で効果が不十分な中等症~重症の成人(15歳以上)のアトピー性皮膚炎患者さんが対象になります。
費用も高価であり、3割負担の方で、1ヶ月に4万円くらいの治療費がかかります。また、はじめは2週間に1回来院しての注射が必要です。2019年6月から自己注射が認められるようになりました。希望のある方は最低2回の指導後、デュピクセントを自己注射することができます。通院の頻度を減らせる可能性があります。年収次第では、高額医療費の助成を受けることができます。詳しくは医師にご相談ください。

スキンケア

アトピー性皮膚炎では、皮膚バリア機能と保湿因子が低下していることが知られています。保湿外用剤の使用は、皮膚の水分含有量を改善し、皮膚バリア機能を回復・維持することで、アレルゲンの侵入予防と皮膚炎の再燃予防、痒みの抑制につながります。
また、皮膚を清潔にすることが、皮膚をよい状態に保つために重要です。入浴・シャワー浴を励行し、必要に応じて適切な保湿剤や外用薬を使用しましょう。

悪化因子の対策

ダニ、カビ、ほこり(ハウスダスト)、皮膚への物理的な刺激(引っかく、こするなど)、化学物質(石鹸、化粧品、金属、消毒薬など)、汗、皮膚の汚れ、紫外線といったものが、アトピー性皮膚炎を悪化させることがあります。
家を清潔にし、原因となるものを除去するといった対策が必要になります。

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